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ココロ

「あるもの」に感謝する

ネガティブ脳をポジティブ脳に変換する簡単なステップを紹介するシリーズ。

1.ネガティブな思考が生まれることは自然、と認識する 
2.浮かんでくるネガティブな思考の中で、役立つものと役立たないものに分ける 
3.役立たないネガティブな思考は捨てる 
4.自己受容を高める 
5.「ないもの」よりも「あるもの」に目を向けるようにする 
6.「あるもの」に感謝する 
7.「どうなったらいい?」と考えてみる 

今日は、この中の6番目。
「あるもの」に感謝する、ということについてお伝えしていきます。

人間、自分の中にあるものや、既に持っているものよりも、
まだ「ない」ものに目が行きがちだということと、
「あるもの」に目を向けると生まれるメリットや、
「あるもの」への目の向け方を前回はお伝えしてきました。

そして「あるもの」に目を向けた後に、
さらに心や脳をポジティブにする最高の方法が、
「あるもの」に感謝する、ということなのです。

「あるもの」に感謝をすると、
組織活性化や育成の要である、関係性構築に
めちゃくちゃ役立つ「人の貢献に気づき、感謝する」ということが
とても容易にできるようになります。

そして、個人においては、ポジティブ脳に切り替わるために、
かなりいい効果を生み出してくれます。

世界一のコーチと称される、アンソニー・ロビンズ氏も
感謝することを毎日継続することで、
「恐れ」や「心配」といった負の感情を感じなくなる、と言っているほど。


アンソニー・ロビンズ氏は、
「朝の気分が大切である」と考えており、
毎朝3〜4分間、身近な幸せを3つ考え、それに対して感謝を捧げる、
ということをルーティンとして行っているようです。



「感謝、感謝だよ」と、よくおばあちゃんが言っているイメージでしたが、
実はやってみると、そんなにメリットがある上に、
何も難しいことではなかったのです。



でもね、ネガティブ脳だと、感謝することって、
最初は、なかなか浮かんでこなかったりするんですよ・・・。


すると朝から「あー、難しいなぁ」と気分が落ち込んでしまう可能性があります。
ポジティブ脳にしたいのに、それでは逆効果なので、
最初はあまり疲れ切っていない夜に行うのがお薦めです。


【あるもの、に感謝するワーク】
・その日起きたことに感謝する
・その日助けてくれた人に感謝する
・その日与えられた機会に感謝する
・その日生かすことのできた自分のスキルについて感謝する

これがなかなか浮かばない場合は、
3歳の子どもでもできる、こんな簡単な方法があります!

「自分の体のパーツのおかげでできたことを考えてみる」

まずは両手を広げて見つめてみてください。
その両手があったお陰で、今日できたことはどんなことでしょうか?

パソコンで作業ができた。
水道を捻って水を飲むことができた。
子どもの頭を撫でることができた。
などなど、手を使って行ったこと、たくさんありますよね。

それを思い出して、自分の手に「ありがとう」と伝える、という方法です。


目があったからできたことは何でしょうか?
文章を読むことができた?
景色を見ることができた?

今日、あなたの耳はどんなことを聞かせてくれましたか?
あなたの足は、どんなところに連れて行ってくれましたか?

これでもう、3つも感謝することが浮かんでくる、というわけです。

背中の筋肉がちゃんと働いてくれているから、
背骨もちゃんと働いてくれているから、
姿勢が保持できるんですよね。


そんな風に考えると、「当たり前」という感覚が少しずつ薄れてきます。
「当たり前」という感覚が薄れてくると、
人のいいところにも気付きやすくなります。

その気づいたいいところを伝えていくと、
周りの人との関係性が一気に変わっていきます。



そして、この方法は、自分の体のパーツに感謝しているわけなので、
自分のことを大切に思えるようになってくるんです。

なんと、一石二鳥!


ここまでくれば、ポジティブ脳に切り替わるためのステップは残り1つ!

「あるもの」に感謝、で沢山の恩恵を受け取ってくださいね。