ママときどき上司
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ココロ

脳はイメージしたことを一生懸命に実現しようとしてくる。

前回まで、「リソースフルで居続ける」ということを書いてきました。
その中でも、行動する前にイメージすることの大切さを書いていたのですが、
今回は「脳」の仕組みからどうしてイメージすることが大事なのか、
イメージすることでどんなことが起きるのか、ということを書いていきます。


潜在意識と顕在意識って、聞いたことありますか?

顕在意識が、「自分が考えている、浮かんでいると認識できている思考や感情」の部分です。

あーお腹すいたなーとか
あ、この服かわいいなーとか
今日は何しようかなーとか

自分で意識できる部分のことです。


一方、潜在意識というのは、「自分で考えている、浮かんでいるとも気づいていない思考や感情」のことです。


顕在意識は意識の中でも3〜5%しかなく、
その他95〜97%は潜在意識と言われています。

そして、私たちの行動を決めているのは、
顕在意識と思いきや、実は潜在意識の影響が大きいというんです!!

これを初めて聞いた時は衝撃でした。

「なんだって!?意識してない部分に自分の行動が左右されてるっていうのか!」



結果を生むのは行動なのに、
その行動が自分の意識していないものによって決められていたなんて・・・!

一体どうしたらいいんだ、と。

潜在意識とは一体何者なんだ、と。





調べてみると、潜在意識というのは、一種の色眼鏡のような作用をしているようなんですね。

人はそれぞれ、起きた出来事に対する解釈が違います。

それは、今まで経験したことに対する解釈の積み重ねだったり、
親からずっと言われ続けていることだったり、
テレビで毎日流れてなんとなく耳にしている言葉だったり
自分の価値観だったり。

そんなものが蓄積して、色眼鏡を作っています。


人は、その色眼鏡を通して現実を見ていて、
その見えたものに対してアクションを起こし、
その結果を受け取っている(これもまた解釈)ので、

「目の前の現実は自分が引き起こしている」

とか言ったりするんですよね。



その溜まっていった解釈が、自分を無意識に動かす時の材料になっているんです。

何を見て、どんな言葉を耳にしているかって大事ですね。



もう一つ、脳の仕組みで言うと、
「心理的盲点(スコトーマ)」と言うものがあります。

私たちは普段、物凄い量の情報に囲まれて生きています。

情報とは、聞こえるもの、見えるものだけでなく、五感を使って入ってくるもの全てです。


それらを全部、脳が処理をしようと思ったら、
オーバーヒートしてしまうか、
重要な情報を探すのにとんでもない時間を要してしまうかもしれません。

でも、実際はそうなることなく、
必要な情報にすぐアクセスできるよう、
脳は必要な情報かどうかのフィルターをかけて情報を入れています。


そして、そのフィルターは自分が普段、どんなことに意識を向けているかで決まってきます。


美しいものに興味のある人は美しいものに目が行きやすいし、
食べることが好きな人はグルメ情報、
子育て中の人は子育てやこども、お母さんに目が行きやすくなりますよね。


あー、綺麗になりたいなぁと思ったら、
やたらと綺麗な人ばかり目に付く、と言うのはそのフイルターが機能しているからなんですね。


「嫌なことばかり起こる」と言う人は、
嫌なことフィルターがかかったまま、世の中を見ている、と言うことです。

負の連鎖が起きるのは、
ネガティブなフィルターで情報を集め、
それをもとに行動するから結果もネガティブになりやすく、
その結果をもとにネガティブな解釈をするから、
またフィルターのネガティブ度がさらにアップする、と言う恐ろしい仕組みからです。


だったら、フィルターをポジティブにしてあげればいいんですよね。


「実現したいこと」を達成しているようにありありとイメージすると、
脳は現状がそのイメージと違っているためにそのギャップを埋めようとします。

そのギャップを埋めるために情報を集めるので、フィルターもポジティブになってきます。

「実現したいこと」に必要のない情報は、脳に入ってきにくくなるんです!



これが、思いっきり「実現したいこと100%!」とという純度なら、
達成までの時間が短くなっていいことだらけなのですが、

実現したいこと以外の意識が入ってしまっていると、捻れることが多々あります。

「痩せたい」という気持ちと「痩せたら今持ってる服は捨てなきゃいけないなぁ」という気持ちが戦ってしまっている結果、
「健康的に痩せたかった」はずなのに、痩せてもすぐリバウンドしてしまう、とか。


「運動って面倒だな」と思う気持ちがあるのに、
ある日自転車が壊れて強制的にウォーキングをすることになった、
なんでだろう?と紐解いていくと、
心の底では「血流を流したい!!」と思っていた、とか。


心底望んでいることと、
自分の本心ではない「〇〇すべき」という思い込みが葛藤してしまうと、
心底望んでいたことが叶えられるんだけど、
望んでいない形で叶えられる、ということになるようです。


「面倒臭い人の対応が増えていやだな」と思っていたら、
実は自分はコミュニケーションスキルを高めたいと思っていたんだ、とか。

面倒な案件ばかりくるな、と思っていたら、
本音は「人の役に立ちたい」と思っていた、とか。



イメージと思い込みが葛藤していたり、
イメージが中途半端だったり、価値観に合っていないと、
どうも捻れた形で実現してしまうようなのです。


これはクライアントさんとお話する中でよくあることで、
自分では望んでいない現実になっていると思っていたけど、
紐解いていったら、本心の部分は叶えられてるのか、と気づかれるんです。

(ご本人がそれを認めたくない場合も多々あります)

あなたにとって不利益なことや望ましくないことが起こっているのだとしたら、
自分が心から望んでいることや、
その望ましくないことが起きていることで発生しているメリットはないか、
考えてみることで、捻れを解いて、
本当に実現したいことが理想の形で実現するようになるかもしれません。



その深掘りと俯瞰をするのが得意なのが、
平本式コーチングだと感じています。


体と五感を使ってイメージするので、潜在意識にアクセスしやすくなります。


最初は「ん?私の本音とは違う言葉が口から出てきたぞ。答えさせられたのかな?」と思っていたのですが、
深掘りしていったり、他のことを話していったりする中で、
その突然出てきた言葉と一致感が出てきてびっくりしたのでした。


「あ、これが潜在意識にあったものを知った、ということか」
という感じです。


そこまでわかると、その後のアクションにも一致感が出てくるので、
実現までのスピードが圧倒的に速くなりました。


あなたの実現したいことが妨げられているなら、
それは大事な価値観や潜在意識の中にある何かが葛藤しているのかもしれません。

この辺りのことは、体験セッションでも一部ですが扱えますのでお知らせください^^