ママときどき上司
幸せな組織創りはこうする!
組織

職場の人間関係を良好にする最初の一歩

仕事では、「何をするか」より「誰とするか」が大事、という話を前回はしていました。

毎日の仕事が楽しかったら、24時間のうちの8時間は楽しいってことになりますよね。
一日のうちの3分の1が楽しいということに!!
これは人生の満足度も上がりそうです。



でも、実際は職場の人間関係に悩んでいる人も多いのが事実。

そんな人間関係を良好にするための強烈なスキルをここではお知らせします。


とってもシンプル。


「相手の貢献に感謝する」



これがとってもシンプルでありながら、
じわじわ効いていく大事なスキルになります。



10年以上同じ会社で勤めている私ですが、
いろんな組織の雰囲気がありました。


中でもしんどかったのが、
「毎日誰かを責めている」
「いない人の悪口を言っている」
というチームにいた時のことです。

ダメ出しの嵐!
しかも、直接会って言うのではなく、
その人がいないところで不満を言ってしまう。



これは、言っている人からすると、
不満なので吐き出さずにはいられないのでしょうが、
チームの雰囲気も、じわじわと悪くなっていくんですよね。


やがて失敗できないチームになり、
信頼できないチームになり、
一人で失敗しないように「毎日戦っている」という状態に陥ってしまいます。

辛い・・・

孤独だし、自分は一生懸命にやっているのにチームの成果が上がらないから、
また不満を言いたくなる。
それが他責の言葉になってしまう。


悪循環!!!



もう、何とかこの状況を抜け出したいわけですよ。



でも当時の私が持っていた解決策としては
「不満を寄り添って聞く」
「その人の負担を軽減するためのサポートする」

という方法しか知らなかったので、
どんどん自分が辛くなっていきました。



ネガティブな言葉を受け止めるのって、パワーがいるし、
人の負担を軽減するには、その人の仕事を知って先回りしないといけない。


気を遣いすぎてしんどいのに、全く環境が改善されてる感じがない!!

これは一体どういうことだー!!



そんな時に出会った平本式です。


「あ、不満じゃなくて、幸せな気持ちにすればいいのか」と気づき、

そのための方法が「自己受容、他者信頼、他者貢献」。


私がやってたのは「自己犠牲、自己信頼、やや貢献」だったので、
どうも自分も周りも幸せになっていなかったんですよね。


まずは自分に寄り添って、そのままの自分を認めました。

「辛いよね、できることも限られてるよね、でもまぁ頑張ってるよね」



そして「他者貢献してる!」という感覚になることが幸福感には大事と知ったので、
相手が貢献できていることをどんどん認めていきました。

それが、「貢献に感謝する」です。



どんなに些細なことでも「ありがとうございます!」。

さらに効果を高めたのが、
「ありがとうございます!〇〇さんが□□してくださったおかげで助かりました!」


自分にしてくれたことがなくても、客観的に見てて気づいたことでもいけます。

「ありがとうございます!〇〇さんが□□してくださったおかげで、▲▲さん、とても仕事しやすそうでしたよ。」



これを続けていくと、信頼してもらうことができるようになります。


「あ、私のこと見ててくれるんだな」
「私のこと、認めてくれてるんだな」
「役に立ててよかったな」

という気持ちを相手の中に生むことができるからです。



とにかく、「いい!」と思ったことは、どんどん伝えていきました。

もはや私の仕事は「貢献に感謝する」ことだったんじゃないかと思うくらいです(笑)




「○○さんの挨拶は職場を明るくしてくれますね!いつもありがとうございます!」

「▲▲さんが声かけてくれたので嬉しかったです、ありがとうございます!」

こんな感じで、もう何でもです。



最終的には、チームの中で増やしたい行動に対してフォーカスして、
感謝を多くするようにしていきました。



「□□さんが笑顔で仕事をされていると、みんなも楽しそうですよね。おかげで今日は楽しいです!ありがとうございます!」

「○○さんが周りを見て動いてくださるから、みんな安心して働けるんですね、ありがとうございます!」





すると、いい人間関係を築くための行動が自然と増えていって、
気づくとメンバーに笑顔が増えていき、助け合える関係になっていきました。

ネガティブ思考の人にも笑顔が増えたのは嬉しかったなぁ。



この、「望ましい行動を増やしていく」方法は平本式でいうところの「目的論」の考え方になります。

目的論に関しては、組織創りの上でとても大事な概念になるので、一つの記事としてしっかり書きたいと思います。



あ、それから!

貢献に感謝する上でとても大事だったのが、ステイトです!


簡単に言うと、ここでは「ありがとう」の言い方です。

人は言語よりも、非言語コミュニケーションの方が印象に残りやすいので、
「何を言ったか」よりも「どう言ったか」が大事になります。


新聞読みながら「ありがとう」って言われても嬉しくないですよね・・・!

目を見て、身振り手振りで、声にも感情を乗せて「ありがとう」と言うと、
とっても伝わりやすくなります。


このステイトについても、コミュニケーションの要なので、今度一つの記事としてしっかり書きます。



「ありがとう」のその一言から、職場は確実に良くなっていきます。

職場だけじゃなく、家族も、チームも!


明日はどんな「ありがとう」を言おうかな〜♪